nanocycle『something burning』

nanocycle『something burning』

最近、日本では良質のシューゲイザーバンドがなかなかいなくて、いてもリリースがなかったりで、主に海外での収集に重きを置いていたんですが、久しぶりに、ああ、シューゲイザーっていうバンドに出逢いました。
繰り返されるフレーズ、鳴り響く轟音ギター、とろけていく男女ツインボーカル、とかって言うと、なんだか初期SUPERCARっていう印象を与えがちですが、もっと洗練された感じです。その辺のちょいおしゃれ具合がPia Frausとかヨーロッパのシューゲイザーバンドを思わせます。とはいえ、そういうヨーロッパのバンドはどちらかというとエレクトロニカに傾倒しがちなんだけど、nanocycleは良い意味でギターポップ寄りです。ボーカル曲がそれほどないけど、スタイル的にボーカル曲にこだわらなくてもやって行けそうな感じはCONDOR44とか音響系のバンドと肩を並べられるんじゃないでしょうか。
素敵です。